森です。
岩佐さんと11/29、大同心南陵に行ってきました。
2:00名古屋~5:10赤岳山荘P~7:15赤岳鉱泉~大同心稜~8:oo大同心基部~9:30登攀開始~12:40登攀終了~13:10懸垂下降~13:50懸垂下降終了~大同心稜~北沢~16:20赤岳山荘P~名古屋
雪は赤岳鉱泉の手前あたりからありました。
大同心の基部に着くと、一週間前に夏山だった山はすっかり冬の装い。びっしり雪が付いていました。
私も岩佐さんも南陵に来たのは初めてだったので、トポを見ながらまずは取り付きを探す。取り付きにはボルトが3つ程打ってあると書いてあったけれど、雪で埋まっているのか、そのボルトがちっとも見つからない(ー_ー)「この辺かな?あっちかなあ?」とあちこちバイルでほじほじしながら探したけれど、結局ボルトは見つからなかった。易しそうに見えるラインがあったけれど、残置が全くないので違うのかなあ・・とか。取付きを探すのに1時間くらいかかりました。
結局よくわからないけれど、とりあえず錆びたリングボルトと、錆びたハーケンがある場所から岩佐さんリードで登る。
後からフォローで登りましたが、残置はありませんでした。途中残置スリングが1か所あったけれど、その他のプロテクションは全部カムと、岩にスリングをかけたもの。夏ならガバなんだろう岩も、氷が付いていて、グローブもしてるしで、岩が掴みにくくて。。。(;´Д`)緊張しながらアイゼンで登り始め、一段上がったところから左へトラバース。そこはフォローでも超絶怖いトラバースでした( ;∀;)岩佐さん、リードでよくこんなところ行きましたね。めっちゃ怖いんですけど。。とぶつぶついいながら、なんとかトラバースを終えてホッとした。でもその次は、立ったガバ岩を登ってから、斜めの大きめの岩を乗越さないと上に行けない。その岩の上で岩佐さんがピッチを切っていた。その岩の間に挟って、ズリズリしながらちょっとずつ上がって、ザックが邪魔なので途中で向きを換え、なんとか必死で岩を乗越した。こ、、、怖かった(”Д”)・・・こんなズリズリする所、トポに書いてあったっけ??(;^ω^)これ、フォローだからいいけど、リードでこんなところ、絶対怖い・・・(>_<)
やっとの思いで1P終了。登攀はここで終了とし、一段下の懸垂ポイントらしき残置スリングがある場所へ下りる。
硫黄岳までハイキングしてから帰ろうかと思いましたが、何だかんだでいい時間になったので、そのまま同ルートを下降しました。
取り付いた場所から右の方のラインの方が易しそうだし、そっちだったかも…。でもそっちも残置は無かったし。雪で埋もれていただけかもしれないけれど…。
どちらにしろ、雪のついた岩をアイゼンで登るのは、雪の無い岩場を登るよりも何倍も難しいんだと、身にしみて解りました。
帰りに寄った、もみの湯の温泉は、普段は500円だけど、17時から300円 になるそうで、温泉に着いたのがちょうど17時だったので、なんだか得した気分で嬉しかったです(^ω^)
【追記】
私達が行ったルートはやはり間違っていたようで、本当は錆びたリングボルトとハーケンからもう少し先にリッジを進み、一段上がって凹角を登って行くのが正しいルートだったみたいです。残置は雪で埋もれていて見えませんでしたが(^^;; 間違えたおかげで難しくて充実したピッチを登れました、